【レビュー】子育てにまつわる異常な怒りのカギは実親に?「私がダメ母だったわけ」を読んで起きた心の変化

どーも!しらお(@siraohug)です。
長いこと、親を反面教師にして生きてきました。

・周りのママ友が言うイライラと私のイライラ、次元が違いすぎる気がする
・異常な怒りを抑えられなくて自分が怖くなる
・子育てに自己嫌悪と罪悪感がつきまとって辛い

本記事ではそんな「わたしのようなあなた」にオススメしたい本を紹介します。

ざっくりいうと、その怒り、実は我が子に対してではなく育ての親に対して抱えている感情なのかもよ?!という趣旨のエッセイ本となっています。

最初に言っておくと、この本を読んでも「怒らない子育て」ができるようになるわけではないです。

怒りをコントロールするテクニックではなく怒りの根っこに興味があるという人にぜひ読んでいただきたい!

こんな人に特にオススメ!
  • 子供に対して異常なほどに怒りを感じてしまう
  • 子供のワガママを受け止められない
  • 子供に対して取り返しのつかないことをしたと思っていて、その罪悪感に苦しんでいる
  • 親に対してモヤモヤした気持ちを抱えている
  • 親からの愛された実感が薄い
  • 親にされたイヤなことを自分が子どもにしてしまってしんどい
  • 子供に自分のような葛藤を持ってほしくない
  • 自分がしんどい理由を突き止めたい

もう、ほんとに毎日お疲れさまです!!!
子供が可愛いはずなのに、そんなこと思う余裕がなくて悲しいですよね。

ぶっちゃけ「可愛いはず」とも思えないくらい疲れきってますよね!?
とにかく子育てから逃げたくてやめたくて……一旦消えさせて〜って気持ちに埋め尽くされてしんどいですよね!

しらお

わかる!わかるぞー!

得体の知れないこみ上げるような深い怒りに悩んでいる人が、一歩前に進むヒントになる本だと感じたのでレビューします。

あらすじ


詳細は著書を読んでいただきたいので割愛しますが、ザックリと流れを書いてみると……

前半:我が子を通して実親への怒りに気づく

著者の武嶌さんが出産を経て、出産前には感じたことのなかったモーレツな怒りを夫や子供に向けて爆発するようになります。
そんな自分への強烈な罪悪感に悩む姿が描かれているのが前半部分です。

子供と遊ぶことを苦痛に感じると認知した著者が、それはなぜなのか?と考えた時に

「自分は親から遊んでもらったことがなかったよな……」

と気付いたことで、自分の親に対する葛藤を認知するんですよね。

しらお

わかる、私も親の記憶といえば後ろ姿ばっかり

中盤:著者と実親とのエピソードを振り返る

武嶌さんが親から受けた扱いと、その態度や言動を通してどんな気持ちになったかを振り返る内容です。

後半:カウンセリングを受けて具体的な対処法を探す

後半では実際にカウンセリングに行って、主治医の先生と対話を重ねていきます。
そして、これから具体的にどうやって問題を解決していこうか?という問いに対するアクションを取っていくんです。

しらお

子どもに怒りをぶつけてしまった後の子どもに向けた対処法なんかが描いてあって参考になった!

ここが響いた!

終始、他人ごととは思えない過去や現在が描かれている「私がダメ母だったわけ」なわけですが、そんな中でも特に胸に響いた部分について触れてみたいと思います。

「同じような人がいる」ということに救われた

ママ友の言う「イライラする~」に対して、どうも温度差がある。
自分の「イライラ」はあまりに強烈で、異常なのでは?という感覚を覚えた。

本の中にこんなエピソードがあります。
もうこれに大・共・感!!!

しらお自身、

・いくら何でもしんどい割合高すぎない???
・生きるのが辛いんですけれど?
・なんで支援センターにいるママさんとか、大変さより可愛さが優っていて楽しいって言えるの?!

自分は周囲に比べて子育てを楽しめていない気がしてならない。
そんな孤独と自己嫌悪に苦しんだ時期がありました。

誰かに打ちあけようにも、人に言いづらいし伝わりづらいんですよね。

(子供を可愛いと思えないなんて)なんでそんなこというの?
なんでって……私が知りたいわ (泣)

しらお


子育て支援スタッフさん

(イライラすることがあるのは)みんな同じよ〜
うんわかる、でも温度が……熱量が……ケタ違いなんです…

しらお

言えない、伝わらない。
孤独な思いを募らせる一方でした〜

だから、限りなく近いニュアンスで同じような思いを抱えている人がいると知って、最初読んだ時はボロボロ泣いてしまったのを覚えています。

似ている。同じような人がいる。ってだけで、とっても救われた気持ちになりました。

親に対する怒り・悲しみを今も抱えていると確信した

もちろん武嶌さんとピッタリ同じ経験をしたわけではありませんが、

  • 親に自分の感情を共感された記憶がない
  • 親と遊んだ記憶がない
  • 親の顔色を伺いながら生きてきた

などなど、少なからず「似てる」と思わざるを得ないエピソードが盛りだくさんで読んでいてしんどくなりました。

「もっと私を優先してよ!」

「どんな自分も受け入れてよ!」

小さい頃の自分がそんな気持ちを抱えていた。
母親に愛されたい一心で、ワガママ言ったら嫌われるからと本音を隠した。

不都合な気持ちをなかったことにしようとフタをしていたんだなぁと。
こうやって言語化できただけでとっても癒されました。
それもこの本のおかげなわけです。

自分が親になって、あの時の親がどんな状況だったのか多少は想像できる立場になりました。
そうは言ってもやっぱり理解できないこともあれば、仕方がなかったんだなと納得できることもあります。

子供への怒りを親のせいにして満足したいわけではないんです。
ただ小さい頃の自分が抱えた思いが今の自分を苦しめているのかもしれない。
なら、どうすればその苦しみが解けるのか。楽しく子育て出来るようになるのか。

そんな風に建設的に考えられるようになれました。

この本を読む前と後で変わったこと

この本を初めて読んだのは確かムスメが2歳になる前です。
かれこれ半年ほど経ったみたいです。

今、ムスメは2歳4ヶ月。
「イヤイヤ」と「自分でやる!」が強くて付き合いきれんわ!!!と相変わらず投げ出したくなる日々ですが、いつの間にか楽しい愛おしい気持ちを感じながら過ごせています。(泣)

この本を読んだことで自分の中で起きた変化について振り返ってみました。

「怒り」という感情を肯定できるようになった

感じてはいけない感情なんてないんですよね。

子供に対して怒らないようにしよう!怒りを感じない考え方を身につけよう!という発想だと、怒りという感情そのものを否定しているんだと気付けました。

そうすると怒りを感じた時に自分をやみくもに苦しめるだけだし、子供に対しても「怒りは感じてはいけない」というメッセージを発することになります。

しらお

いいんだいいんだ。怒ってもいいんだ。

怒りを他人に当たり散らすのは良くないけれど、無視したり排除しようとするのは無し!
そのために「コントロール」する術を身につけることが大切なんですねぇ。(今更気づいた)

子供に対して怒りを感じることがあっていいし、反対に子供も自分に対して怒りを感じるのは普通なことなんです。だってそれぞれが個性を持った違う人間なんだもん!

そうやって自分の中に生まれる怒りを受け入れる事が出来て、自分を責める回数が減った気がします。

また、長らく怒りを抑えていた自分としては相手から怒りを向けられることもすんごく怖いんです。
子供が自分に怒っていると察知すると不安になるんですよね。

けれどそこで子供の怒りを否定するのではなくて、「今怒りを感じているんだね!」と受け止める。
受け止められない時があっても、受け止めようとする姿勢を取ろうとする。という選択肢を知ったことでとてもラクになりました。

本書の中では、怒りの出し方や子供に怒りをぶつけてしまった後の対処法がさりげなく具体的に載っています。

読んだだけでは忘れてしまうので、紙に書き出して自分にしか見えないところに貼りました!

長谷川博一先生の本をポチった

エッセイの中で、親への葛藤に気付いた著者が泣きながら読み漁っているのが心理学者である長谷川博一先生の本です。


たすけて!私は子どもを虐待したくない―世代連鎖を断ち切る支援


あのとき、本当は…―封印された子どもたちの叫び


よい子になりたい―少女の心に棲みつく悪魔

などなど多数著書があり、タイトルがいささか刺激的ですけれどねぇー。
もっと自分の根っこを知りたいなぁと思ってポチりました。

さいごに

  • 親に原因があるのかも
  • 怒ってもいい

なんて言うと、

  • 人のせいにするな!
  • 子どもに怒鳴り散らすことを肯定するってこと?

とか言われそう。

過去の自分を知ることで今の自分を助けるヒントがあるかもしれなくて、決して親を言い訳にするための道具にしたいわけじゃないんだー。

怒りという感情を受け入れることと、子どもに怒りをぶつけることをやめるのは別の話なんだー。

自分のせいなんだ自分が悪いんだって心の中で自分を責めている人に、あなただけじゃないよ。あなただけのせいじゃないのかもよ。ってメッセージが伝わったらいいなぁと思います。

後半のカウンセリングは自分も受けているような気持ちになれて本当に読んでほしい。

全編イラストのエッセイだから読みやすいよ〜
kindle版もあるから子どもを寝かしつけてから読むのとかオススメでっす。

しらお

Amazonのレビューにも仲間がいた…

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