子育て世帯がドラム式洗濯乾燥機を導入して2年が経ちました。使用感レビュー

・家事の負担が重すぎる
・子育て世帯にドラム式洗濯乾燥機って実際どうなの?
・買う気マンマンだけれども、パートナーを説得できずにいる……

しらお家がドラム式洗濯乾燥機を買ったのは、子どもが2歳9ヶ月の時です。
この12月でちょうど2年が経ちました。

金額面・設置面・パートナー説得などなど、購入にはいくつもの壁がありました。

しかし!

乗りこえて購入に至り、本っっっ当によかったー!としみじみ思います。

本記事では「洗濯乾燥」の負担から解放されて、我が家の生活はどう変わったか。

買ったからわかるデメリット。

そして、購入するためにパートナーをどう説得したかについて振り返ります。

未知の快適さにあこがれる気持ちと「まぁいっか、なんとかなってるし!」という気持ちを行ったり来たりするのは、もう終わり。

重い腰を上げて毎日10〜15分の家事負担にサヨナラしましょ〜^^

前提として、家族構成をご紹介

関東在住の3人核家族です。

  • 外勤(スーツ)の会社員夫(30代半ば)
  • 平日は保育園に通うやや潔癖なひとり娘(2歳半)
  • 疲れきったパート勤め私(29)
  • 築古集合住宅の最上階住まい

※買った当時

ドラム式洗濯乾燥機の特徴

そもそも、乾燥機付きドラム式洗濯機ってどんな特徴があるのか。

よくあるメリットデメリットでザックリ書くと…

ドラム式洗濯乾燥機のメリット

  • 乾燥機能が付いている
  • ゆえに天気に洗濯を左右されない
  • 洗濯物の出し入れが楽
  • 使う水の量が少ない
  • 温熱乾燥で仕上がりふっくら
  • 清潔な状態になるまでほぼお任せ

ドラム式洗濯乾燥機のビミョーなところ

  • タテ型に比べると値段が相対的に高い
  • がんこ汚れに対する洗浄力が劣る
  • 大きくてスペースを取る
  • 乾燥時のガタガタ音が大きい
  • 構造が複雑なぶん、壊れやすいとされている
  • 仕上がるまで2時間以上かかる

また、ここでは割愛しますが
タテ型式+乾燥機の2台設置という選択肢もあります。

導入して減った家事・増えた家事

タテ型式を使っている場合のお洗濯を書き出してみました。

名もなき家事を含めると、このボリューム!
(見落としがあったら教えてほしいです)

  1. 洗濯するか判断するお天気チェック
  2. 洗濯物を干す時間も考えた外出スケジュールに調整
  3. 洗濯物をネットに入れる
  4. 洗濯機に放り込む
  5. 洗剤を入れる
  6. スイッチを押す
  7. 途中、柔軟剤を入れる
  8. 冷たくて重いかたまりと化した洗濯物たちを取り出す
  9. かたまりを干す場所まで持っていく
  10. ハンガーに通す
  11. ひとつひとつパンパンとシワ伸ばし
  12. 空間バランスを調整しつつピンチにはさむ
  13. 乾かす
  14. 乾いたか確認する
  15. 乾いてないものはもうしばらく放置
  16. 取り込む
  17. 乾いたものをたたむ
  18. たたんだものをしまう

18項目。
すごい!多い!
家事って決してラクではない!

減った家事

その18項目が、乾燥機付きドラム式洗濯機になったことでどのくらい減ったか。

\はい、ドン!/

  1. 洗濯するか判断するお天気チェック
  2. 洗濯物を干す時間も考えた外出スケジュールに調整
  3. 洗濯物をネットに入れる
  4. 洗濯機に放り込む
  5. 洗剤を入れる
  6. スイッチを押す
  7. 途中、柔軟剤を入れる
  8. 冷たくて重いかたまりと化した洗濯物たちを取り出す
  9. かたまりを干す場所まで持っていく
  10. ハンガーに通す
  11. ひとつひとつパンパンとシワ伸ばし
  12. 空間バランスを調整しつつピンチにはさむ
  13. 乾かす
  14. 乾いたか確認する
  15. 乾いてないものはもうしばらく放置
  16. 取り込む
  17. 乾いたものをたたむ
  18. たたんだものをしまう

残ったのわずか5項目。
13項目が消えた!

(自動投入機能付きの場合)

 

2年も経つと、この快適さを当たり前に感じている自分がいます。

でもこうやって振り返ると、毎日かなりの時短を叶えているのがわかりますね。

完全にタテ型式へは戻れぬ人間となったことを自覚しました。

 

増えた家事

これで終わりかと思いきや、実は乾燥機付きならではの家事というものも存在します。
私は買うまで知りませんでした〜。

それがこちら。

  • クシャクシャになる衣類の選別
  • 1度使うごとにホコリフィルターの掃除
  • 1週間に1度の排水フィルター掃除

クシャクシャになる衣類の選別

これは衣類を買う前段階での話ですが

たまに、笑ってしまうほどシワクチャになる乾燥機能と相性がわるい布地が存在します。

そんな衣類を買ってしまうと毎回アイロン必須で大変ストレスがたまるため、すぐ手放しているのですが……

不思議なことに「綿100%だから」「アクリルが◎%入っているから」など、相性の悪さを判別できる規則性がいまだに判りません。

毎回「当たってしまったかー!」という感じです。

強いていえば薄くて光沢感のある布地はイマイチかな?という経験則があるくらい。(ツルツル感強めのハンカチとかね…)

なので、そのようなタイプは購入自体を避けるようになりました。

※基本的にはどの衣類も温熱でふんわり仕上がり、シワも目立ちません

頻繁なお手入れ

  • 1度使うごとにホコリフィルターの掃除
  • 1週間に1度の排水フィルター掃除

これ、買うまで知りませんでした……!(リサーチ不足)

乾燥による摩擦でホコリがわんさか出ます。
ホコリを取りのぞく時間は数十秒で済みますが、手間といえば手間です。

ここを開けると 

ホコリわんさか (赤色系のバスタオルを洗ったからホコリも赤い)

そして週に1度は排水フィルターを掃除します。
こちらは一度脱水(15分ほど)してから、フィルターを取り出して、ブラシで髪の毛などを取り除きます。

暮らしに起きた3つの変化

朝着ていたものが夜乾いているから、衣類の数を減らせた

たとえば、朝こどもが脱いだパジャマをお昼すぎに洗いはじめたとしても、寝るときには乾いています。

なので洗い替えは最低限で十分!

うちの4歳児の衣類は

・保育園着(トップス・ボトムス・靴下・肌着)各5セット
・パンツ・パジャマ 各3枚

この量で十分足りていて、引き出しがスッキリしています。

洗濯物が滞らず、清潔キープの心地よさ

乾燥機付きに変える前は、正直干し忘れることが多々ありました。

その結果、シワが強く残ったり、生乾きの臭いが発生して洗い直しということも。

洗濯が間に合わず、前日着た服を連続で着るようなことも……!(小声)

 

洗浄力を重視すると、やはりタテ型式だと感じます。

しかし確実に洗濯を完了させられるドラム式の方が、自分には合っていたようです。

乾燥機付きドラム式洗濯機にしてから、夫が洗濯するようになった

これは嬉しい誤算でした!
あまりにも手間が少ないため、夫がみずから洗濯機を回してくれるようになったんです。

洗濯物入れて、ちょっとホコリ取り除いてスイッチ押すだけで清潔な衣類が出てくるんですもんね。

もはや洗濯への壁は崩壊しています。

デメリットもやっぱりある

  • 衣類によってはクシャクシャに縮む
  • 使うたびにフィルター掃除が要る

は先述しましたが、その他にも

  • 乾燥時の音はやっぱりうるさいし、振動がすごい
  • サイズが大きくて圧迫感

これは、2年経った今でも気になっています。

かさ上げ台で騒音をカバー

洗濯中の音(約30分)はそこまで気にならないのですが、乾燥時の音(約2時間)がなかなかの振動でうるさいです。

我が家の対策として、かさ上げ台を載せています。
タテ型式を使っていた頃に買った、サイズを調整できるかさ上げ台。

3000円くらいでお掃除もしやすくなるので、必需品だと感じていますよ。

買う前に気がかりだったアレコレを評価

Q.洗浄力は?

A.日常的には申し分なし。目立つガンコ汚れはウタマロ石鹸で予洗いしても△

冒頭にシェアした我が家の家族構成をふたたびお伝えすると……

・外勤務(スーツ)の会社員夫(30代半ば)
・平日は保育園に通うやや潔癖なひとり娘(2歳半)
・疲れきったパート勤め私(29)

家族全員が泥や油などのガンコ汚れとは縁遠い生活を送っています。
そんなご家庭であればドラム式で十分と言えます。

たまに汚れが目立っているときはウタマロ石鹸×お湯でゴシゴシ予洗いして洗濯します。

ただ、それでしっかり落ちた!と思えたことはないので、強力汚れはあまり落とせないと感じていますね。

Q.壊れやすいって本当?

A.2年使って故障は1回。

たしか購入から1年半くらい経った頃に1度動かなくなったことがありました。
原因不明で、保証期間内だったため業者さんに無料で対応してもらうことに。

タテ型に比べて乾燥機能がプラスされる分、構造も複雑になっているんですもんね。
「新品」で「保証期間の長いもの」にしてよかったと思っています。

Q.子どもの事故が危なっかしいのでは?

A.機械好きで好奇心旺盛な子どもだと不安が付きまとうかも

これはドラム式に限ったことではなく、縦型でも起こりうることかなと思いつつ。

運転中は開けようとしても開きません。
問題は停止中で、チャイルドロック機能が付いている機種もありますがうっかり忘れることもあり得ますよね。

そして我が家の場合、カビ防止の観点から洗濯後はドアを全開にしています。

ダイヤ ドラム式ドアストッパー グレー 9.5×8.5×3cm 湿気を逃がす
created by Rinker
ダイヤ

このようなドアストッパーもあるらしいですが、子どもでも簡単に外せちゃいそう。

うちの子はかなりの慎重派で危うきに近づかないタイプ。
そして狭い集合住宅で、洗濯機と各部屋が近いからそこまで心配せずに済んでいます。

ただ、機械が好きで触りたくなっちゃう好奇心旺盛な子だと、ちょっと目を離したスキに……なんて不安がつきまとうかも。

というのが率直な意見です。

パートナーにどうやって同意を得るか問題

いろいろな壁がある中で、最大の壁は「パートナーの同意」なのでは!?

たとえば容量10kgの洗濯機。

タテ型式なら10万円前後で済むところ、乾燥機付きドラム式は20万円前後でも安い!という相場感です。

単純にみて10万円近い差があると躊躇ちゅうちょしますよね…。
やはり夫の反応も最初はネガティブでした。

 

でも!

どうしても!

洗濯から解放されたい!!
(切実)

なので、おこなったのはプレゼン。
コピー用紙5枚くらいに書きだして、全力提案したのを今でも覚えています。

当時の紙、残しておけばよかったなぁ。
覚えてる範囲で内容をシェアします。

乾燥機能、1日あたり約100円!訴求

まとまった金額でみるとお高いですが、1日あたりの使用料で考えると印象が変わります。

たとえばこちらの洗濯乾燥機で計算してみます。

・198,000円(2021.12現在)
・ドラム式の平均寿命7年〜10年(ここでは最短7年で計算)
・使用頻度は毎日として、

198,000円 ÷ 7年 =1年で約28,300円

28,300円 ÷ 365日=1日あたり約78

もちろん型を落としたり、セール時期やポイントを活用すればもっと安くできます。

ちなみに我が家の洗濯機は パナソニック NA-VX8900L なのですが、すでに生産終了していました。

 

ここに電気代と洗剤代を足して、ざっくり1日あたり100円くらい。

これを安いと思うか高いと思うかは人それぞれですが、私はめちゃくちゃ安いと思いましたね。

フリータイムが7年で612時間生まれる!訴求

次は時間面です。

ほぼ毎日 × 洗濯にまつわる所要時間 15分 × 買い換え寿命7年

365日×15分 × 7年
=38325分
=639時間
=約26.6日

「乾燥機付き」という選択で、子育て真っ盛りの時期に約26日フリータイムが生まれる。

これがどんだけありがたいことか。
とくに乳幼児期……!

 

買えるサイズをリサーチしておいて松竹梅で提案

買うことを決めてから「じゃあどの製品にしよっか〜!」ではスピード感が落ちます。

なので、パートナーへ伝える前にあらかじめ候補を決めておくといいです。

パートナーによっては自分が主導権を握って決めていきたい方もいらっしゃいますよね。
その場合は、①洗濯機を置くスペース ②玄関と廊下の幅 を計測しておくと絞り込みができ、話がスムーズで熱意も伝わります!

うちの夫は「どれにするかは任せる」タイプだったので

  1. 必要な容量
  2. 信頼できるメーカー
  3. 洗剤自動投入がある

この条件下で3種類の価格帯になるようなラインナップの商品リンクをシェアしました。

お安く買えるタイミングで訴求

我が家が導入した2019年12月は、電子マネーpaypayが大々的に注目されはじめたタイミングでした。
当時、大盤振る舞いの還元祭が行われていて、それも追い風になったことを覚えています。

ボーナスが出たばかり、かつ年末独特の慌ただしい雰囲気も手伝って、勢いよく購入に至りましたよ〜。

【まとめ】こんな人にドラム式洗濯乾燥機を推したい

結論、以下のような方にドラム式洗濯乾燥機は推せます。

  • とにかく時短を最優先したい
  • 時間をお金で買うという意識が持てる
  • 家族の中で泥汚れ、油汚れを持って帰る人がほとんどいない
  • 洗濯中は外出している場合が多い、もしくは大きい音や振動があっても気にしない
  • 節水したい
  • 柔軟剤なしでふかふかに仕上げたい
  • 子どもが洗濯機を危険だと理解できる、または近付かせない物理的工夫ができる

 

この記事が時短家電を検討するあなたの何かを後押しできれば幸いです。

年末の忙しいこの時期。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました〜!^^

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