しらお
・大人とおしゃべりしたい
・密室育児が辛い
この文章を書いているしらお(@siraoblog)は実家・義実家ともに遠方の核家族です。
里帰り出産から生後1ヶ月で自宅に戻ってからは孤独な育児のスタート。
本当に本当に苦しかったです。
「誰か一緒に子育てしてくれ!!!」
と叫びたくなる毎日。
この状況を打破できる子育て支援サービスはないものかと、検索検索検索。
そしてたどり着いたのがホームスタートでした。
ざっくりいうと
- 週1・2〜3時間・2ヶ月間 、ボランティアさんが自宅へ訪問
- 家事や育児を手伝ってくれる
- 登録も利用も完全無料
というサービス。
自宅はちょっと……という方に向けて外で待ち合わせて過ごしたり、毎週ではなくタイミングを応相談できたりと柔軟です。
この記事では、
・ホームスタートってなんぞや?
・対象月齢は?具体的にどんな支援が受けられるの?
などなど、ホームスタートの概要についてまとめています。
私は2年前の娘が生後9ヶ月だった頃にホームスタートを利用しました。
疲弊しきっていたので記憶があまり残っていません……
しかし利用してよかったという印象だけはしっかりと覚えています。
今は利用できなくても、こういった支援があると選択肢を増やしておくことが心の支えになることもあるかも?という思いで情報シェアします。
一日も早く活動が再開されますように。
目次
ホームスタートの概要
イギリスで誕生した家庭訪問型子育て支援ボランティア
ホームスタートとは、未就学児が1人でもいる家庭に、研修を受けた地域の子育て経験者が訪問する「家庭訪問型子育て支援ボランティア」です。
40年前にイギリスで誕生したホームスタートというサービス。
とある一人の児童福祉ソーシャルワーカーさんが
・親による親支援
・地域に住まう同じような立場の人からの支援
これらが親の子育て意欲を向上させると確信。
そして発足されました。
虐待防止施策の1つとしても位置づけられているそう。
社会から孤立しながら子育てしている人。
私の他にもいると思います。
虐待してしまいそうで怖い。って思っている人。
それはあなたが親失格なのではなく、『環境』がいかんのですよ。
ホームスタートでできること
- 話し相手になってもらえる
- 離乳食やごはん作りのお手伝い
- 病院や買出しの付き添い
- 子どもと遊んでもらえる
- 公園や支援センターへ付き添い
具体的な内容があなたが必要としていることを相談して決めていきます。
家にあげることが抵抗ある場合は外で会うこともできて柔軟です。
私が利用した際は、子どもと遊んでほしい。というか、子どもと過ごす時間を共有してほしい。と伝えた覚えがあります。
しらお
ホームスタートでできないこと
- 子供を預ける
- ガッツリ家事をやってもらう
家事・育児を手伝ってもらえると先述しましたが、
ベビーシッター・家事代行のような目的での利用はNGです。
来てくれるのは子育て経験のあるボランティアさん。
「子育ての日々を近所の方に手伝ってもらう」という感覚が、依頼できる範囲ですね。
来てくれるのは子育て経験者
ボランティアで来てくれるのはホームスタート内の研修を終えた子育て経験者さんです。
私が利用した時は、お上品なマダムがサポートしてくれました(笑)
ボランティアさんに来てもらう前に、調整役の方とやりとりをします。
・距離が近い
・利用のタイミング
・依頼内容
などを考慮して、来てもらうボランティアさんが決まります。
(同じボランティアさんが継続して来てくれます。)
登録・利用料は完全無料
登録も利用も完全無料!
ほんとーにありがたい……。
6歳未満の子がいる家庭が対象
6歳未満とは6歳の誕生日を迎えるまでの年齢ということ。
たとえばお子さんが二人以上いて、上の子が6歳の誕生日を迎えたという場合も、下の子が6歳未満であれば利用可能です。
ボランティアさん
下の子と遊びながら上の子のお悩みを聞くこともあったよ
利用できる日数と時間
-
- 週に1日
- 1回2〜3時間
- 1、2ヶ月で1セット
↑ 調整役さんと応相談
1セットで一区切りとなりますが、その後も申し込めば2セット3セットと利用させてもらえます。
あなたが住む地域で活動が行われているかチェック
そんなホームスタート。
さっそくあなたの住む地域で利用可能か検索してみましょう。
2020年5月現在、100以上の市区町村で活動されています。
各地の連絡先 – ホームスタートジャパン
コロナウイルスでどんな影響を受けているか聞いてみた
2020年5月13日現在。
ホームスタートの公式サイトではコロナウイルスについてはあまり触れられていません。
そこで、ホームスタート利用時に仲良くなり、LINEのやりとりをするまでになった現役の調整役さんに現在の活動状況を聞いてみました。
2020年5月13日現在の活動状況は?
『緊急事態宣言が出される前(4月初旬)から全てストップしているよ。
自治体によっては電話連絡を積極的にしている地域もあるみたい。
サポート途中のご家庭ももちろんあるから毎日気がかり。
私からも連絡したいけれど、パートナーが在宅している中でこちらから電話していいものか、電話しても駆けつけることができないのに……
という葛藤の中で日々過ごしているよ〜。』
利用者さんやボランティアさんからどんな声が届いている?
『利用者さんからはあまり電話こないのよね。
理由もなく、ただ話を聞いてほしいという思いで電話ってしづらいのかな。
ボランティアさんとも個人的につながりのある人とはやりとりしているけれど、全体に対してコミュニケーションを取っていることはないね。
今は感染拡大を防ぐために極力外に出ないで過ごすばかりよ。』
支援が途絶えたご家庭のしんどさはもちろん、支援する側の葛藤を聞いて、私はうんうんと頷くことしかできませんでした。
活動が再開されれば助かるご家庭がたくさんあるはず。
ホームスタート、是非活用されてみてください。